トマトに含まれる物質が血液中の中性脂肪の値を下げることを、京都大の河田照雄教授のグループがマウスの実験で確認した。 トマトに高脂血症改善効果があることは2004年、米国のグループが明らかにしていたが、有効成分は不明だった。河田教授らはトマトから抽出した物質から、脂肪を燃焼させるたんぱく質の働きを高める物質を探し、脂肪酸に似た「13―oxo―ODA」を見つけた。 人間に例えると、血液検査で「脂質異常が正常値に戻った」と診断できる計算になる。効果を得るには毎食時200ミリ・リットルのトマトジュースを飲む必要があるという。河田教授は「ダイエット効果を確認するには、さらに実験を重ねる必要がある」と話している。 読売新聞より
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